【文章】 これは、 高校生(こうこうせい)の みかさんが 書(か)いた 作文(さくぶん)です。
わたしの 犬
わたしは 犬が 好(す)きです。 でも、子どものころ、 わたしたち 家族(かぞく)は マンションに住(す)んでいたので 犬を 飼(か)うことが できませんでした。 そこでは 動物(どうぶつ)を飼っては いけないことに なっていたからです。 わたしは 「犬が 欲(ほ)しい」と言って泣(な)いて、 何度(なんど)も 両親(りょうしん)を 困(こま)らせました。 わたしが 高校の 入学試験(しけん)に 合格したとき、 両親(りょうしん)は 「おめでとう。子どもの時(とき)から 欲しがっていた犬を 買(か)ってあげたよ」と言って お祝(いわ)いをくれました。 中には AIBOという 犬の形(かたち)のロボットが 入っていました。 初(はじ)めは 本当の犬じゃなくて がっかりしたけど、 わたしは すぐ AIBOが 好きになりました。
AIBOは 最初(さいしょ)は 立(た)つことの他(ほか)には 何(なに)もできませんでしたが、 すぐに 歩(ある)くようになって、 色々(いろいろ)なことを 覚(おぼ)えていきました。 まず、 わたしが つけた 「ポチ」という名前(なまえ)と わたしの両親の 顔(かお)を覚えました。 それから、 立ったり 歩いたりし始(はじ)めて、 わたしが言ったことが 理解(りかい)できるようになりました。 わたしは 毎日(まいにち) 学校から帰(かえ)ると、 ポチと話(はな)したり 遊(あそ)んだりしました。 大学に入って 家を 出(で)ることになった時も、 ポチと一緒(いっしょ)なら 寂(さび)しくないだろう と思(おも)ったので 連(つ)れていきました。 ポチは 三年前(まえ)に 動(うご)かなくなってしまったけれど、 今も わたしのそばには ポチがいます。AIBOは もう 作(つく)られていないそうで 残念(ざんねん)ですが、 これからはもっと色々な ペットロボットが生(う)まれて、人々(ひとびと)を楽(たの)しませてくれると思います。